フィンランド生活194日目〜オーロラは肉眼で見えると白色?〜

あと地元のレストランにいきました。
yuki 2023.02.28
誰でも

本日も「超国家的保健政治」の課題をこなしていく。息抜きに愛犬シロの散歩に連れて行く。夜を含めて3回も散歩に連れて行ってしまった。本日の天気は、晴天で気持ちいい。こういった晴天の日、夕方から激寒になる。放射冷却ってやつですね。さて、本日は1月に出来たばかりの地元のレストランに行く。過疎が進む北カレリアの田舎、ローカルビジネスを応援しよう!と意気込んでいく。マジで大事。ヨルダン人がやっている料理店で、ピザ・ケバブ・ハンバーガーなどがメニューに有り。店内は割と人が埋まっていて、「商売繁盛してそうでよかった」と一安心。人手不足なのか、注文してから約40分後に料理が来ました。

 直径15cmくらいのハンバーガーでした。やっぱり比較対象がないと分かりづらい。

 直径15cmくらいのハンバーガーでした。やっぱり比較対象がないと分かりづらい。

サラダ食べ放題がついて、値段は13.5ユーロ(1950円)。かなりボリュームはあったし、フィンランドの物価を考慮したら納得の値段かな。ハンバーガーはマックがあるから安く見られがちだけど、ちゃんとしたハンバーガーは日本でもそれなりに値段はするしね。美味しかったです。

サウナに入りくつろぐ。実家では2日に一回サウナに入るので、サウナーには最高の環境。10時半ごろ、そろそろ寝ようとしたら「今日オーロラ出るかもね」と言われた。今日は割と眠いから11時に寝ようと思っていたが、オーロラアプリによると、30分たてばオーロラが見れる確率が33%だという。

パカリ🇫🇮フィンランドで大学院生やってる30代の男
@pakarinennn
北カレリア民へ。今日ワンチャン、オーロラみえるらしいよー
2023/02/27 05:52
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3割で見れるなら起きてるかと思って、起きる。しばらくして「ちょっと外眺めてみるかーと見る」と、オーロラっぽいのがあるので外に確認のために散歩。ここでオーロラの現実をまとめる。といっても今回私が観察したものをもとにしていますが。

①ほとんど白。でも薄緑や赤の時もある。
フィンランドに来る前、「オーロラって緑のカーテンなんやろなー」と思ってました。実際は雲です(笑)。白い。オーロラ観察は、休憩をはさみ4時間くらいしましたが、色がついてるオーロラが見えたのは10分くらい。その10分は薄緑のカーテンが揺らめくといった、自分が想定していたオーロラ(の緑さが半分くらいのモノ)が見えました。

月がこんなに明るいのにはっきりと見えました。

月がこんなに明るいのにはっきりと見えました。

これよりもうちょい薄い緑が一番緑っぽく見えた瞬間でした。カメラだとこんな緑なんか。

これよりもうちょい薄い緑が一番緑っぽく見えた瞬間でした。カメラだとこんな緑なんか。

うまく写真では取れませんでしたが、赤色のオーロラも見えました。「なにこれ、めっちゃ赤やん」ってくらい赤色でした。なんなら緑よりはっきり見えたかも。(ちなみに義母曰く、赤のオーロラは珍しいらしい。他にも黄色のオーロラも見えるそう)妻曰く「はっきりと濃い緑を見たことある」らしいので、実際に写真のように緑のオーロラは存在するそうです。

②動きがとても激しい時とそうじゃない時がある。
最初に確認できたオーロラは雲のような白さで動きも雲のようにゆっくり動きました。次第に私が想像していた「緑色のカーテンが揺らめく」の色と形になっていきました。外気温はマイナス12度でさむく、一旦撤退。この日は一晩中見れる予報だったので、家の中から見る。

パカリ🇫🇮フィンランドで大学院生やってる30代の男
@pakarinennn
家から眺めるオーロラ。激しく怒り狂うかのように動き回ってる姿を収めた動画も取りたかったのですが、格安スマホでは無理でした。
2023/02/27 09:09
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緑色は消え去り、ほぼ雲。このツイートの画像は緑に見えますが、肉眼じゃほぼ白です。さて、しばらくするとかなり動いてるように見えたので外に出る。すると…「天が白い炎をあげて燃えてる」。完全に「神様が怒ってる」感じの星空。白い無数の炎が現れ、激しく燃え盛り、だんだん弱く消えていくことを繰り返す。時には太い雷のようシルエットで一瞬現れて消えるものもある。はっきり言って、オーロラらしいオーロラを見た時より感動した。見たこともない・想像したこともない自然現象に圧倒された。5年前の格安スマホでは動画はまったく取れなかったのが悔しい。

③フィンランドの田舎民にとっては、そこまでのイベントじゃない。
実は、オーロラは北極圏・南極圏で常に発生している(と考えられてる)らしい。ただオーロラの発生=地上で観測可能ではない。日中はもちろん、夏の夜は明るいので、冬の夜にしか見えない。そしてフィンランドの冬は晴天ではなく、曇りがちである。常に発生しているとは言っても、地上の観測条件が整って、さらに地上でも観測可能な比較的大きなオーロラが発生するのは頻繁とは言えない。しかし、地元民にとっては、そこまで珍しいものでもなさそうだ。義父に「オーロラが見えるよ」と伝えたところ、「そうなんだ。」と言って寝てしまった。明日に仕事や予定があるわけでもないのに。田舎は都会と違って光害が少ないので、割と見えやすいのだろう。

オーロラの凄さに圧倒されたらもう3時。さすがに寝る。

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