フィンランド生活21日目。〜ナイフとフォーク〜
朝10時起床。ちょっと遅く起きてしまったけど、日曜日だから仕方ないね(いや、毎日が日曜日なんだけど笑)。誰も起きていないので、昨日のディナーの残り物であるパスタを温めてたべる。一人でフォークで食べていると、義母が起床。だまってフォークを差し出してきた。え、パスタってナイフとフォークで食べるの?ここでパスタを食べるのは初めてではないが、前に食べたときはパスタ以外にもサラダとかがあったので、それ用にフォークがあったと思ったら、まさかパスタにもナイフとフォークなのか?
かるーくぐぐってみたら、フランスやアイスランドではパスタもナイフとフォークで食べる(らしい。)つーかパスタって箸でたべるもんじゃない?五右衛門とかカルボナーラですら箸で食べますけど?笑。
ローマで生粋のローマ人(中学校はコロッセオから徒歩5分だとか)とご飯をしたとき、パスタはフォークだけで食ってた。それを見て、スプーンは使わないんだーと思っていたが、フィンランドではナイフとフォークで食べるらしい。ローマではフォークだけ、日本ではフォークとスプーン、フィンランドではナイフとフォーク。みんな違って、みんないい。
しかし気づくとナイフとフォークの使い方がうまくなっている。21日も箸無し生活(日本食パーティを除く)をしていたら、さすがにナイフとフォークの使い方が上達してきた。思えば、気まぐれで箸を左で持つように矯正してみたときも、2週間くらいで箸で豆を運べるようになった気がする。最初の数日の筋肉痛はすごかったが、それを乗り越えると謎の達成感が得れる。
改めていままでの食事を考えると、フィンランド人はスプーンを使わない。使うときは、デザートを食べるときだ。なぜスプーンを使わないのか、大きく分けて2つ理由がある(と勝手に思う)。①そもそも汁モノ料理が少ない。ソースが掛かっている料理は多いが、一汁三菜の要素はなく、あんまりスープの料理が少ない。②スープはパンで食べればいい。汁料理が少ないといっても、もちろんある。しかしそんなときは、パンに汁を吸わせて愉しめばいいのだ。
昼ご飯後、犬の散歩をする。コートきてるのに冬の風が俺を追い込み、マフラーをもってこなかったことを後悔させる。まだ9月の初旬でこの寒さ…。本当に冬本番は耐えられるのだろうか。

日本スピッツにとっては、-5〜15℃くらいが快適と聞いたので、いまからはベストシーズンか。
昼ごはん後、なんとなくブログを書いてフィンランド語の勉強。これは難しい。ちょっと飽きたので、漫画を読む笑。すると時間は4時ごろに。スクワットしたあとに、懸垂を外でやる。まったく懸垂が出来ない。せめて10回はできるようになりたい。いまは順手が5回。逆手は3回くらいか。上腕二頭筋がなさすぎて、逆手懸垂が女の子みたいな回数…凹む。ちなみにトレーニング中は、気温10度くらいなのにTシャツ短パン人間。懸垂から帰りながら「そうか、あのたまにいる極寒Tシャツ短パンおっさんは、みんな筋トレしてるんか。」と思いながら家に帰宅。4時半から、ご飯をみんなでたべる。

久しぶりに鴨の肉を食べた気がする。
鴨(フィンランド語でheinäsorsa)、豚、じゃがいも、人参、サラダ。サラダにメロンがある。いままでメロンをサラダで食べたことなかったので、ちょっとうれしい。楽しみながら食べる。
その後、子どもたちとカードゲーム、スシゴーをやる。すっかりお気に入りのカードゲームになってしまったもんだ。スシゴーについてはボードゲームレビューのページが解説してるので、リンクを貼っておきます。
その後、子どもたちが庭でサッカーをやっている中、私はフィンランド対スウェーデンの陸上大会(Suomi–Ruotsi-maaottelu「フィンランドとスウェーデンの戦い」)を見る。これはフィンランドとスウェーデンが1925年からやっている親善試合で、けっこう盛り上げる(少なくとも我が家では)。日本でも「日中戦ってあるの?」と聞かれたが、この陸上大会みたいに、100m、400mリレー、競歩、高飛びなど一斉にやる大会はないかなーと思うので、無いです、と伝える。日中戦って日韓戦に比べてあんまり盛り上がらないなー。あんまり実力が拮抗してるスポーツが無いからだろうな。野球もサッカーも強くないし。かといって卓球なんてこの前男女ダブルスで制したけど、基本は中国の独壇場だし。ヨーロッパ選手権のときも思ったが、この北欧バトルも、「美女アスリート特集」といってyoutubeで流せばそれなりの再生回数が稼げると思う。
子どもたちは9時には撤退。オーロラが今日もみれるかもしれないという予報であったが、今日も雲りで、見れなかった。カレリアの秋の天気は曇りが多いとのこと。残念だね。
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