フィンランド生活7日目。〜フィンランドのテレビ番組〜
朝9時頃に起床。天気もよく快晴。ただ少し肌寒い。本日もゲーム日和だな。今日が最後になるので思いっきりゲームを楽しもう。さてリビングにてテレビをつける。昨日も一昨日も思ったが、ニュース・スポーツ・英米のドラマ・アメリカの映画しか選択肢がない。 割合でいうと、1:2:3:4くらいである。いや、1:1:3:5くらいかも。なんかアメリカの映画しかやってない。チャンネル数は日本より多いのに!(だいたい15個くらいチャンネルがある。)

ある日のテレビ選択画面。左から、ワンス・アポン・ア・タイム ハリウッド、スウェーデンのドキュメンタリー映画、ボヘミアン・ラプソディ、オブリビオン、ラブ・パンチとアメリカ映画ばっかり。写ってないが、同時刻にエクス・マキナとかもやって特に夜の時間はアメリカ映画しか選択肢がない。
フィン人妻いわく、日本のテレビは飯と旅行とクイズ番組しかないとのこと。たしかにゴールデンタイムはそんなんばっかりだな笑。フィンランドには、「ニュース・スポーツ・英米のドラマ・アメリカの映画しか選択肢がない」ってのは「日本には飯、旅行、クイズ、ニュース、ドラマ、アニメしかやってない。」くらい大雑把な意見なのでよろしく。実際には画像のようにアメリカ以外の映画もやってたり、フィンランドのドラマsalatut elämätがあったり、ナショナルジオ・グラフィックやマスターシェフやトップギアなど英米のバラエティ番組もやってました。「欧米っていうけど、フィランドとアメリカと一緒にしないでくれ」というようなアメリカ嫌いなのにエンタメはめっちゃアメリカに頼ってるな笑、と思う。
ちなみにフィンランドでやっているドラマは、英米から輸入されるものも、自国で作るものも刑事モノばっかりらしい。まぁでも日本もドラマなんて刑事モノ、医療モノ、恋愛モノくらいの3つのジャンルで80%くらいを占めてそうだし、アメリカのドラマも医療・刑事・コメディ(シットコム)・アメコミだけな気がする。
しかしこんだけテレビから英語が流れてたら英語もうまくなりますわ。本当に英語しか聞こえてこない。なんでフィンランドのテレビなのにフィンランド語のほうが少ないんだ?日本のコンテンツ力すげーわ、と再確認。
何も見るもんねーわと思ってスポーツチャンネルでディスクゴルフを鑑賞。なんとプロツアー。普通におもしろい。やたら公園とか民家にディスクゴルフのゴールがあるな、と思ったけど、プロツアーが成り立つほど人気あってしかもテレビ放映されているという地位の高さ。あとスポーツ関連で言うと、競歩、サイクリング、モータースポーツの地位(人気?)が日本よりも高そうだなってことがいままでのテレビの露出からなんとなく推測できる。たまたまかもしれないけど。ちなみにぐぐったら、フィンランドの自治領に世界最大のディスクゴルフ場(というか島)があるらしい。すごい。ディスクゴルフの世界ランキング25人までに三人フィンランド人がいる。(ちなみに、一人のドイツ人を除いてあとの21人は全員アメリカ人)
その後、ゲーム三昧。地獄の9連敗を挟む、12勝22敗で10負け越ししたために、ゲームを辞めることを決意。やっぱ勝てねーとおもんねーわ。レートも50近く下がってガン萎え。ストレス解消のためにやってるのにストレスのもとになってて笑う。昼食はピザ。
さすがにゲームをやりすぎたので、ちょっとあたりを見るために散歩でも行くかな?と思って玄関の方をいくと、犬が回り始めた。そして私の方を見る。これ、散歩につれてけってこと?聞くと犬の散歩の時間らしい。犬の散歩に行くつもりはなかったけど、もう犬側は散歩行く気満々だったので、散歩に連れて行く。ジャケットを羽織っていくけど、寒い。近くの民家のあたりを散歩するときはリードをつけていたが、湖に広がっている広場っぽいところではリードをなしに。犬は放し飼いが最高なんじゃ!と思わせるようなワンコのはしゃぎよう。湖まで一直線で走っていく。犬、早い。しばらくするともうテンションが下がったのか、湖でボケーとしてたので、リードをして、家に帰る。
その後、犬を家においてあたりをちょっと遠い教会まで歩く。家を出るときに、犬が「え、俺をおいていくん?」みたいな目をしたのが忘れられない。俺を許せ。

この目で見つめられると罪悪感が凄い。いやでもさっき散歩いったやん。
あたりを見て思ったのが、どの家も煙突がある。まぁどの家も暖炉があるんだろうな。21世紀にもなったのに、いまだ薪よりも経済的で効率的で安全な発熱方法を生み出してないらしい。これならサンタクロースは煙突から来るな、さすがフィンランドと思っていたら、フィンランドのサンタクロース、そもそもドアから来るらしい笑。しかも夜じゃなくて昼間。この辺はクリスマスが近くなると詳細がわかるだろうから今は深掘りしないでおこう。
しばらくするとバス停が発見。時刻表なんて生ぬるいものはない。日本と違って時刻通りにつくかも保証されないバス。まぁバスは日本も比較的遅れるか。

ネットがない時代はどうしてたんだ?ダイヤをずーと変えてないのかな。
さてバス停をすぎて20分ほどで街の中心地あたりに。このへんはちゃんとしたバス停がある。でもバス停が汚い。ゴミ箱とかひどい。日本だって花見のあとやフェスとのあとはひどいけど、日常でこんな風になってることないやん。

これが世界一幸せな国(笑)のゴミ箱。よく見ると落書きもひどい。
もちろんタバコの吸い殻がそこら中に落ちていた。このアングルじゃ写ってないけど。まぁ世界一自由な国(笑)だから、人々が何するのも自由なのか?そーえば世界一清潔な国ではなかったな。(そんなランキングあるのかしらんけど)ちかくにはフィランドの田舎の集合住宅がある。いいっすね。日本の団地より住みやすそうな感じがする。しらんけど。

ちなみにポストは一軒一軒玄関先にあるわけじゃなく、この写真のように集まっている。(写真中央、緑のモノ)
さて帰路につく。家の庭に野生のハリネズミがいた。いままで真剣にハリネズミみたことなかったけど、こいつ可愛いやんけ。そしてハリネズミがいた近くに銀の皿がおいてあってキャットフードがおいてある。どうやら野生のハリネズミに餌を上げてるらしい。ピーターラビットの世界観か。(ピーターラビットの世界で人間がうさぎに餌あげてるか知らんけど)フィンランドの田舎では、野生のハリネズミへの餌付けは割と一般的(らしい。本当か?)。
その後、ヨーロッパ選手権を視聴。フィンランドのテレビはスポーツかアメリカのテレビ番組しかないからね。このヨーロッパ選手権でイスラエルの選手が上位になってて、イスラエルはヨーロッパじゃねーだろ、と思って参加国を調べるとアゼルバイジャンも参加してた。アゼルバイジャンって西アジアじゃね?トルコがヨーロッパを名乗るのはギリわかるが、アゼルバイジャンはダメだろ。しかし選手権を見てると黒人女はいないのに、黒人男はいる不思議。社会福祉専攻として、「これじゃっかんの闇だな」と思いながら視聴。
時刻は23時。気温は16度であった。急に今後、日本のサイトをアクセスしたくなったらどうしよ?と思って、以前からお気に入りのProton VPNを使ってみる。全然問題ねーわと思いながら過ごしてると夜1時に。就寝。
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