フィンランドの生活1日目〜一般家庭にサウナあるやん〜
旅立ちの日。家から最寄りのバス停まで荷物を持って移動するたった5分で、汗はダラダラ。日本の夏。新幹線では程々に寝て、東京駅に到着。親友たちに見送られながら、東京駅で成田空港行きバスに乗り込む。もう2年会えないと思うと涙が出そう。
午後7時に成田空港へ到着。ヤマト運輸のコーナーで事前に送付したスーツケースを受け取り、チェックイン。その時に「不織布マスクお持ちですか?」と言われた。どうやら不織布マスクじゃないと飛行機に乗れないらしい。え、JAL国内線はウレタンマスクでも問題なかったけど?
入国にPCR検査、陰性証明、ワクチン証明書など一切必要ないのに、なぜかウレタンマスクはダメなフィンエアー。不思議。
吉野家で牛焼肉定食(税込701円)を注文。あさり汁に変えてもらったので800円へ。物価が高い北欧では、5.9ユーロ(798.94円)でこのボリュームはもう2年くえないだろうな、と噛みしめながら食す。

最後の晩餐
68ゲートから出発であったが、ゲートが手荷物検査場より遠く、搭乗開始9時の5分前にゲートに到着。ちょっとゆっくりして、ゲートが閉まる5分前ほどに乗り込む。マスクを付け替えるのを忘れていた私は、「不織布マスクじゃないと乗れませんよ」と警告されてしまう。フィンエアー、めっちゃ厳しいやん。誰だよ、欧米はマスクしないとか言ってたやつ。マスクを付け替え、機内へ。乗り込むと私の席に他人が座ってる…。「席違いますよ」と言えない人間なので、空いてる席に座る。成田空港から直行便で13時間。ロシアとウクライナの戦争のために、通常10時間のところが3時間も長くなってる!

ロシア避けてますね。
ちなみにメルカルト図法だと。。。

遠回り感がすごい。
そして長時間のフライトを経て、フィンランドの首都ヘルシンキに到着。機内アナウンスで現地の気温12度と知る。。。おいおい、東京の最低気温28度なんだけど。差で身体おかしなりそうやわ!そして機内から出てボーディングブリッジに入った瞬間「寒!」となる。
緊張の入国審査。なんか前の人はグダグダしてる。私の番になって「旅行?ビジネス?」と聞かれたので、「実は学生です」って言って学生ビザ見せたら「あ、そう」って感じですぐに通してもらいました。そしてこの審査の人、マスクしてない。
まずは空港で電源タップを探す…がない!しかも座れるスペースもあまりない。。。木目調で意識の高さ半端ないけど、座れるスペースと電源タップが欲しかった。この点は残念。そしてトイレが意識高い。「ジェンダーニュートラル」のトイレを発見。性自認に限らず、誰でも使っていいよ?って感じなのかな?社会福祉専攻として感心。

内部も工夫あったのかな。せっかくだから入ればよかった。
外気温は12度であるが、半袖半ズボンの男どころか、タンクトップの女性もおる。しかしその横に秋物ジャケットきてる妙齢の美女もいて、もはや季節感不明。

こーゆー人と

こーゆー人が同時にいて草。
ほとんどの人はマスクをしていない。20人に一人くらいかな?視界に入る人間の一人くらいはしてるので、「誰もしてない」とは言いすぎな気がする。
そして朝ごはんを24時間空いているスーパーで購入。フィンランドの伝統的なパイ料理であるカレリアンピーラッカと有村架純が「世界一美味しいチョコ」と(おそらく)評したファツェルのチョコがそれぞれ2つ、そしてスモークサーモンのサンドイッチ。合計4.9ユーロ。これに1ユーロ足せば牛焼肉定食と同じ‥なのか。

スモークサーモンのサンドイッチがガチで美味かった。
空港のエレベーターがフィンランドの巨大企業、KONE製であり、さすがフィンランドと思う。
空港から駅に行くが、駅がものすごく寒い。もうこれ冬だろ。ヨーロッパおなじみの自転車 をもちこめる電車に乗り、乗換駅を目指す。電車内はものすごく静か。日本と同じで電車内の会話は殆ど無い。朝という時間もあるだろうが、快適。さて、電車を乗り換え、ヘルシンキからヨエンスーという所に行く。ここでも静か。携帯電話がなって会話する人もいるが、声が諸外国と比べて小さい気がする。また電車のアナウンスも日本より小さいので、車内は静か。Wifiが無料で使えるのだが、非常におそい。

動画どころか画像を見るのも難しい速度
車内から見える景色は「世界の車窓から」で見た牧歌的風景。植生に詳しいと「あ、この地域は◯◯っぽい気候なんだな」と思うのだろうが、文系のわたしは「マツと白樺ばっかだな」と思うことしかできない。眠いけど寝れない、さっさと着いてくれとこのあたりは時が遅く進んでいた印象。
さてさてヘルシンキから4時間かけて、ヨエンスーに到着。人口7.6万人のフィンランドでは中くらい都市レベル。びっくりしたのが信号がない。街の中心地は信号が見当たらず、駅から20分ほど離れたレストランで昼食を取ったが、それまでの道のりに信号は5つしかなく、逆にラウンドアバウトが3つあった。人口(というか車)が少ない都市ではラウンドアバウトのがいい気がすると感じた。
さてフィンランドでの初のレストラン。ステーキ、フライドポテト、人参のグラッセ、サラダバー、ドリンクバー、デザート付きで11.5ユーロ(1560円)。

バターは、通常のバターとにんにくバターから選べた。にんにくバターってなんだ?と思ったので、にんにくバターを選択。
物価高いと言われたけれども、東京ではこんなもんだよね。ただしここは田舎。ヘルシンキ行きの電車なんて1時間に一本しかなく、終電は6時。そう考えると高いかもしれない。
にんにくの味がすごい!ってか味が濃い!まぁうまいんだけどね。もう少しマイルドな方が好き。レストランのトイレは有料でした…。これだからヨーロッパは嫌い(笑)
その後ヨエンスーから30分ほど離れた妻(フィンランド人)の実家に行く。実家のコミュニティは人口1万2000人ほどの小さなコミュニティ。若干のガイドがあり、教会、スーパー、池、小学校を案内してもらう。ここでびっくりしたのが、女子小学生の圧倒的ブロンド率。ほぼ100%きれいなブロンドなんだが。そして男はそうでもない。空港についたとき、「ブロンドいっぱいいるなー。やっぱりここはフランスやイタリアとかは違うんだ」と思ったが、小学校ではほぼ100%でびっくり。茶髪とかもいない。。。
その後、実家に到着。「日本人が憧れてる北欧の丁寧な暮らし」みたいな場所だと思った。客観的な意見を紹介すると、複数の友人から「まじでムーミン谷やん」と言われるような風景。庭も何ヤードあるんだ?ってくらい広い。とりあえず義母に富士山型キットカットを渡すと「パッケージ取っておくね」と非常に喜んでいた。

富士山は外さない。
ホームツアーが終わったところで、「サウナの準備がもうできてますよ」と言われて「サウナ入る?」と言われる。内心「いやそこまで言われたら拒否権はないだろ」と思いながら「実はずっとサウナに入りたかったんだ」と言って初ホームサウナに挑戦。気持ちいいね。ちなみにオーナーは週に2回入るとのこと。次回、義父に一緒に入ってロウリュウをやろうと言われたので楽しみ。サウナの出口には、小型の冷蔵庫があり、ペプシが常備。「世界で一番うまいペプシ飲んだわ」と思うぐらい染みた。
6時ごろにチキンスープとパンを食べる。素朴な味。美味しい。外はまだまだ明るい。小学校のときに白夜って習ったな、と思いながら夕食を食べる。夜9時頃からようやく薄暗くなり始めてきて、旅行の疲れもあり、10時頃には就寝。
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